クレイジー横山です!
どうも!
おれが20代の頃
いつも乗る駅までのバスに
バスのアナウンスをする少年がいた。
小学4年生ぐらいだと思う。
そのバスは
前乗り後降り前払方式。
少年は料金箱の近くにいて
運転手さんが放送のスイッチを入れる前に
「次は◯◯です!」
って正確に停留所を案内していた。
バスが大好きなんだな。
おれはその少年のことを
アナウンスボーイと名付けていた。
バスの運賃改定の日
アナウンスボーイは
乗客が運賃を間違えないよう
ずっと料金箱を見ていた。
大好きなバスのために役立ちたい
そんな少年の心意気を感じた。
おれが乗るとき
ついつい習慣で改定前の運賃を入れたら
(当時はICカードなんかないからな)
少年に注意されちゃった。
「だめですよ間違えちゃ!」
運転手さんは
「いいんだよお客さん信用しているから」
って笑っていた。
少年は小学校前のバス停で
「運賃は正しく払いましょう!」
って元気よく言いながら降りていった。
あれから30年以上経った。
アナウンスボーイも40代だ。
今でもバスが大好きなオヤジになっていたら
おれはとてもとてもうれしい。
